2005年の6月、イタリアGPの翌日に大治郎ストリートに行ってきました。
レースの翌朝、フィレンツェからリミニに向かいます。 朝、フィレンツェ駅に向かう途中、すれ違った人が持ってた新聞にロッシらしき姿が。駅に着いて切符を買ったあと、売店へ行って探しましたが、それらしきものは見つかりません。 お店のおじさんに「新聞ください。MotoGP!バレンティーノ・ロッシ!!」と言ったら、 おじさん、奥から取り出してきた新聞のロッシの写真を指差しながら、「イタリアン・ニュースぺーパー、OK?」 当然ながら、ロッシの名前を出しただけで買えました。 ボローニャ行きの列車が遅れたせいで、リミニについたのは予定よりかなり遅くなりました。 ツーリストインフォメーションでサン・マリノの地図と時刻表をもらいましたが、時間が遅かったので、その日の観光は無理とのことでした。 リミニ駅近くのホテルにチェックインしてから、ふと、大治郎ストリートだけでも行けるんじゃないかと思ってフロントに行ってみました。 「ここからミザノサーキットへはどうやって行ったらいいですか?」と、「Misano circuit viale Daijiro Kato」と書いたメモを見せると、「あ~、バスかタクシーだね」 フロントのおじさん、誰かに電話してます。 「今、大治郎ストリートに行きたいというジャポネーゼがここにいるんだが・・・・・」(イタリア語なので多分こんなかんじ) 電話が終ると「ちょっと待っててね」 「明日サンマリノに行くんですけど、ミザノサーキットは近いですか?」 「いや、サンマリノは山手のほう、ミザノは海岸にある。方向が全然ちがうよ」 フロントのおじさん、地図を書いて説明してくれました。 実は、私は、ミザノサーキットがサンマリノにあるとずっと思い込んでいたのですが、どうも違うようでした。 そうするうちに、電話がかかってきて、タクシーで、と言ってるようです。 「OK,タクシーね」 「いや、ここからタクシーだと高くつきすぎる」 おじさん、今度はパソコンをカタカタ操作して、ディスプレイを指しながら、 「ここからリッチョーネ駅まで行ってそこからタクシーに乗りなさい。それからサーキットって言っても通じないからね。なぜなら彼らは英語を話さないから。オートドロモって言うんだよ。」 名刺に「AUTODROMO MISANO」と書いて渡してくれました。 なんとすばらしい・・他の説明なども細やかで、とてもプロフェッショナルなおじさんでした。 このホテルは駅からすぐ近く、部屋は広くてバスタブがついてるし、朝食は他ではなかったシリアル、ヨーグルト、ハムがありました。 とてもお勧めです、ホテルナポレオン。 おじさんのおかげで、リッチョーネ駅についてからも、スムーズに事が運びました。 タクシーの運転手さん、私が英語をしゃべると、ちょっとおびえたような反応をみせるのがおもしろかったです。でもいい人でした。無口で素朴な感じの人です。 大治郎ストリートは静かな場所にありました。 写真を撮ったり、歩き回ったり、運転手さんはイライラしてないだろうかと思って見てみると、車のドアを開けてのんびり新聞を読んでいます。(まだ戻らなくても大丈夫みたいだ)と思って、またうろうろ。 ゆっくり気持ちよく過ごせたので、料金を払った時、 「おつりはいいです、OKよ」 と言ったら、それまで無口だった運転手さん、嬉しそうな顔をしたかと思ったらすごい勢いで話し始めました。 イタリア語だったので、何言ってるかさっぱりわからなかったけど、「カトー、カトー・・・」と言ってます。(ああ、イタリア語がわかったらなぁ・・・)と思いながら、「またここに来るからね。ありがとう」と言って、差し出された手に握手してタクシーを降りました。 ミザノは明るい陽気な海の町でした。今年は、9月にサンマリノGPがあるので、観戦に行く人たちもいっぱいいるのでしょうね。いいなぁ。またいつか行きたいです。
by millejardin
| 2007-07-04 22:49
| GP観戦
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